『怒り』
『怒り』
現在の邦画界を牽引する、豪華俳優陣が集結。
ある殺人事件の犯人と思しき3人の男たちと、
監督は『フラガール』『悪人』の李相日さん。
今回すごいのが、
皆、「いやぁぁ、こういう人その辺にいるよなぁ…」とついつい思ってしまう程の、えげつない”
もちろん俳優さんたちの力もすごいのだけど、
いやぁ………
ちょっとさ、一息つかせてくだせぇ。
ふう…
うん。やっぱりね、
この作品、他の邦画とはレベルが段違い。
ここで多くは語らないよ。
語らないけど、
とりあえず私は声を大にして言いたい。
この映画を浴びてほしい。
しかも”劇場”でね。
ほんとに心にスドーーーーンと来る映画を見ると、椅子から立ち上がるのが億劫になります。
次の日、仕事遅刻しそうになります。何かしらの忘れ物は、ほぼ100%します。
その感覚を味わって頂きたい。
それが”映画体験”ってやつなんです。
とはいえ、私はこの手の映画がほんとに嫌いです。
なぜなら、
何でわざわざこんなツラい思いまでして、現実を目の当りにしなきゃいかんのですか!!!とか思っちゃう。
でも気づけば、なんだかんだ観てるし…
観た後「まじすげぇーーー」
その余韻にどっぷり浸ってんだよね。
何なんだろ自分。いや、みんな一緒かな。
”嫌だと思ってる所に行きたい願望”ってあるよね…人間ってつくづく変態だよね。
とにかく!この作品から逃げることなく、真っ向から描く勇気と、
この映画に関わった全ての方に拍手。そして感謝。
間違いなく、傑作です。個人的には、もう観たくないけどね。w
しかし、今年の邦画はつよいなぁ〜。
以上。